あいつ、7の段できるってさ | (0人) |
「あなたは小学2年生より頭が悪いかもしれない
ヒューマンアカデミー大宮校の授業で作られた超単純アプリが面白い」
スマートフォン向けアプリを企画・プロデュースする株式会社鈴屋は、総合学園ヒューマンアカデミー大宮校ゲームカレッジとの共同開発としてAndroid、iOS用スマートフォン向けアプリ「あいつ、7の段できるってさ」をリリースした。
本作は、計30マスに表示されているランダムな数字の中から、九九の7の段(7の倍数)の数字を7つ消すタイムを競うシンプルなパズルゲームだ。
7の段を見つけて消すだけなので一見簡単そうに思えるが、意外と最後の一つが見つからず、時間だけが過ぎていくことに焦りを覚えるはず。
案外7の段を忘れているもので、お子さんが小学生の方はぜひ一緒に遊んでいただきたい。大人のあなたが子どもに負ける可能性は大である。20秒以内を叩き出せば、SNSに拡散しても恥ずかしくないタイムなので目指してほしい。
7の段以外の数字を消すとその場でゲームオーバーとなるが、「5時間目は女子だけ視聴覚室に行ってください」などの小学生あるあるがランダムで表示されるので、失敗しても思わずにやりとしてしまうだろう。
本作は、総合学園ヒューマンアカデミー大宮校の授業で作られた企画で、生徒達からもいくつかの企画案が提出された。その中からこの企画を作ることになったのは、「超単純だから」である。
ゲームの専門学校に入学した生徒の中には、「世間をあっと言わせる作品を作ってやる」と意気込む者も多いが、大抵は途中で挫折してしまうものだ。それでは達成感も評価も得られないまま1年が終わってしまう。
今回の授業では、企画がいかに面白くても1年以内にリリースできるものを作るようにした。
そのために重視すべき点は以下の3点だった。
・プログラムの作業が軽い
・グラフィックの枚数が少ない
・画面遷移が単純
unityを触ることから始まったこの授業では、本作のリリースまで約1年かかり、この度リリースすることとなった。
クラスの中だけで披露して1年が終わるのではなく、全世界の人が触れる可能性のあるところに作品を出せた意義は、学生達にとって大きいと思う。
株式会社鈴屋と総合学園ヒューマンアカデミー大宮校は、2016年度も超単純なアプリを開発予定である。
7の段の数字を見つけてタップして消すだけ!
超単純なパズルゲーム。九九を覚え始めたお子さんがいる方は、タイムを競い合ってみては?意外と子どもの方がタイムは早いかも。
総合学園ヒューマンアカデミー大宮校ゲームカレッジの授業の中で作られたアプリ。
これまで学生が授業で作るゲームは、クラスの中だけの披露に終わり世の中に出ることはなかったが、今回「世界中の人に遊ばれる」ためにストアでのリリース前提で制作した。
学生達に世の中にゲームを配信することを実感してもらえ、プレッシャーと喜びを学ぶことができたと思う。
こんな単純なゲームでも意外と楽しいものです。
これからも鈴屋とヒューマンアカデミー大宮校は、学生による超単純アプリをリリースしていきます。